【カクイ】淡々と「ロリ」を演じていた【ロリコンとうさん稽古場日誌67】

みなさんご無沙汰しております、
そしてはじめまして。カクイと申します。

過去2回ナイスストーカーに出演させていただいたことがありまして、今ではすっかり観客としても作品を楽しみにしているナイスストーカーストーカーの一員です。

わたしは高校演劇から役者を始めた人間なのですが、高校を卒業してはじめて舞台に出たのがナイスストーカーさんの『短編演劇見本市』なんです。だから、並々ならぬ想いというか、思い出があります。

今思えば初めて出た舞台作品で女児用の水着を着たんですよわたし。すごいですよね。あの時わたしは小学生くらいの役を2役やっていて、どちらも「ロリ」としての役割だったかと思います。でも不躾な感じとかいやらしさがない現場で、淡々と「ロリ」を演じていた記憶があります。笑

ナイスストーカー作品はなんていうか、すごく優しいってわたしは思います。それも冷静な優しさ。情にあつい！とかじゃなくて、一旦人間をみんなフラットに見ようぜっていう優しさ。信用できる優しさなんですよね。もちろんイトウさんはおもしろいかわいい女の子が好きな方なので、そこをフィーチャーはするんですけど、結局それを通して人間全体への愛が感じられるなと、わたしは思っています。

そんなナイスストーカー作品にたびたび登場する「ロリ」と「ロリコン」なる存在。わたしも興味を持ち、『ロリータ』という小説と映画を一気見してみたことがあります。まったく共感はできないけれど、胸が痛んだことは覚えています。今わたしの思いとしては、犯罪行為はもちろん許せませんが、それとは別で、理解できない他人に対して、ひとりひとりをちゃんと見つめること、それはやめたくないなという気持ちです。

ナイスストーカー的眼差しで「ロリコン」を見つめた時どうなるのか…『ロリコンのすべて』も大好きですけど、またまったく違うものになるのだろうと期待にワクワクがとまりません！！！！！

最後に。話は変わりますが、久しぶりにせっかく登場したので、近況報告もさせてください。
わたしは今SUPER REPLiCAというグループでアイドルをしています。ナイスストーカーに出ていた頃はわたしがアイドルになるなんてことは夢にも思っていなかったので自分でもびっくりしています。役という枠組みのない自分を見せることはすごく怖くて、役じゃないのに「かわいい」や「かっこいい」をするのはすごく恥ずかしいんですけど、でもとってもおもしろい日々を送っています。
演劇をやる頻度は落ちましたが、役者は一生続けるつもりですのでまた役者カクイの今後も見守ってくだされば嬉しいです！

さて、長々とありがとうございました。
『ロリコンとうさん』、本当に楽しみで仕方がありません。今回こうやって稽古に参加していないのに稽古場日誌に登場するという不思議な機会をいただけたのも本当に嬉しいです。
暑いので夏バテには気をつけていきましょう、それではまたどこかで！