稽古場日誌を読んで頂いております皆様。
佛淵和哉(ほとけふちかずや)と申します。
ナイスストーカーには『1999の恋人』『短編演劇見本市』『ロリコンのすべて2018』『暴力先輩』『スペキュレイティブ・フィクション!』に出演させて頂きました。
今作品『ロリコンとうさん』には出演しておりませんが、せっかくこの機会を頂いたので少しだけナイスストーカーとの思い出を振り返ろうと思います。
気がつけば自分の出演舞台の中で最も多く出演させて頂いた劇団となりました。
そんなナイスストーカーとの出会いは、まだ僕が小劇場に出始めて間もない2017年にオーディションで選んで下さった事がきっかけです。
ナイスストーカーのオーディションは基本台本を使わず、ほぼエチュードをして進めていくのですが僕はエチュードすらあまり経験が無かった為、ひたすらおバカな言動と行動をしていた気がします。
そんな右も左もわからない僕を主宰のイトウさんが面白がってくれて、公演がある度に何度も呼んでくれる様になりました。
時には運営側としてオーディションのお手伝いもする様になり、なんだか劇団員の様で大変楽しい日々も過ごさせて頂きました。
僕が出演させて頂いたナイスストーカーの作品はどれも思い出深いですが演じていて楽しかったのは最近の本公演として上演した『スペキュレイティブ・フィクション!』ですね。
学園モノで次から次へと現れる怪異に皆でわちゃわちゃしながら立ち向かって舞台が進んでいく感じ。なんだかいつにも増して座組み全体の一体感がありました。
振り付けの加藤さんが考えて下さったダンスも不器用ながら楽しく踊れた気がします。
そしてもう一つ『ロリコンのすべて2018』もまた違う意味で印象に残っています。
こちらはイトウさんの代表作の再演で、台本が物凄く面白い。ただいざ立って稽古してみると全然上手く出来なくて苦戦した思い出があります。
執事とお嬢様のコントパートがあるのですが、間の取り方や小道具の使い方に悩まされ、何回も稽古しました。辛かった。
自分の芝居の下手くそさを痛感する一方で、演劇における稽古というものが嫌いになりました。
それでも努力だけは怠らなかった気がします。
その甲斐があってか本番は結構ウケてて報われました。相手役だった宮武さんにも感謝です。
本当は全部振り返ってみたいのですが、書きたい事が多すぎて疲れるのでとりあえず2つ程取り上げてみました。
ナイスストーカーの歴史の途中から参加した僕ですが、いつしか古参と言われる類のメンバーになりつつあります。時が経つのは早いです。
めちゃくちゃ面白い人ばかり出ているこの場所で共演した先輩も同時期に参加した大森くんも後輩も僕の宝物だと勝手に思っております。
新たな強力な俳優陣をそろえた『ロリコンとうさん』もきっと誰かの記憶に残る様な名作になると思います。
イトウさん曰く「”もう終わってもいい”気持ちで全てをぶつける」公演との事なので、渾身の作品である事は間違い無いと思います!
身内贔屓と言われるかも知れませんが、ナイスストーカーはマジで面白いです。責任を持ってオススメ致します。是非一緒に劇場で観ましょう!
▼「ロリコンとうさん」公演詳細ページ
▼7/1生配信 アーカイヴ
「ロリコンの方が喜びそうなNICE STALKER過去作シーンランキング」只今、期間限定で公開中!
▼チケット詳細はこちら
※2023年8/30水~9/3日@下北沢ザ・スズナリ
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※2023年8/30水~9/3日@下北沢ザ・スズナリ