▲次回公演

こんにちわ、あなたのパワースポット、イトウです。
ご無沙汰しておりましたが、みなさま最近はいかがお過ごしでしょうか。
 

自分は先日、一人で温泉に行きました。
温泉というと、すぐに「女子としっぽり」的ないやらしいコンテクストで語りはじめるこんな世の中じゃいかんぜよ。と、先週の竜馬伝でテレビの前の僕が言ってました。


また、一昨日はお祭りデートを元カノにすっぽかされました。
もちろん、そんなことでふてくされていたら、今カノにぶん殴られてしまいます。
ただし、それは「もし今彼女がいれば」という仮定に基づいた話なので、イトウの場合は心置きなくふてくされました。
お祭りって、「ごめんね、じゃあ、また今度!」行けるものじゃないと思いませんか?
 

そんな今日この頃イトウですが、今日は、自分の企画に参加してくれている女子やそれ以外の女子をモチーフにしたデザインのオリジナルグッズを販売するネットショップをオープンしてみました。
 
 
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これまで、芸術表現を大義名分に女子たちとのコラボ演劇をマニファクチュア的に生産してきたイトウですが、脚本を執筆し、会場をしつらえ、稽古を重ねて公演を発表するのは、とてもたいへんです。
 
 
加えて、どんなに長くても120分以上の上演時間はお客さまのお尻=限界という制約もあります。
限られた2時間弱をどんなに細かく刻んでも、10人を超える女子たちを十二分にフィーチャーするのはきわめて難しい計算です。
 
 
そんな難題に果敢にも挑んだ昨年の公演は、1公演で3本の上演を行い、女子たちをフィーチャーする上演時間を十二分に確保する!という目論見でした。…が、蓋を開けて愕然としました。1公演で3本の作品を上演するということは、普段の3分の1の時間で台本を仕上げ稽古をし作品を作らなければならないということでした。図らずもさらに高い物理世界の限界がイトウの前に立ちはだかったのです。
 

あまりの難敵に茫然とするイトウへ、女子たちの「いや、気付けよ!」という温かくも厳しい言葉が突き刺さります。痛いからやめてと言いましたが無駄でした。
 
 
当然ながら、ただでさえ遅筆のイトウにその壁を打ち砕くのは容易なことではなく、十二分な上演時間を確保するも、充分な稽古時間が用意できず、参加した女子たちにはたいへんな迷惑をかけてしまいました。
 
 
▼この時計は、その公演の打ち上げで女子たちから贈られた品です。
 
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一見、微笑ましい寄せ書きのように見えますが、よくよく読むと、台本が遅れ稽古時間と睡眠時間を削られ、ギリギリの心境で舞台に立ってくれた女子たちのリアルな恨みつらみがオブラートゼロで刻み込まれています。
中央には漢文調に「光陰矢の如し」の文字。
「これからは、この時計を見ながら執筆をしてください」
そう言った女子たちの目はまったく笑っていませんでした。
申し訳がどこを探しても見当たりません。本当に申し訳ありません。
 
 
そんな経験を経て、どうにか舞台を作る以外の方法で、日々指数的に増えていくイトウのお気に入りの女子たちを、つなぎとめ凝結しエクスプロードさせるコペルニクス的転回はないものか。思考を重ねたどり着いたのが、上記のオリジナル・グッズ販売のネットショップでした。
 
 
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こういうのを作ってグッズにして売るお店です。
小劇場界の女優が中心ですが、他の分野も含め、「エッジがある」女子を探して、お願いして写真をいただいて製作しています。
 
 
ちなみに↑の女子は、自分が所属の劇団チャリT企画の後輩の長岡初奈です。
グッズ作るから写真ちょうだいと言ったら、「ちょっと後輩をなんだと思ってんすか!いい加減にしてください、はい、どうぞ!」と快く写真を預けてくれました。はじめツンツンすぐ素直、可愛い後輩です。どうしてもと泣いて頼まれたら、付き合ってあげてもいいくらいです。
 
 
ショップでは、新たにモチーフとなってくれる女子も常時募集しています。
既に、オープンから数日で何人かから問い合わせがありました。
有り難いことです。
 
 
とはいえ、われながら巧い仕組みだとも思います。
黙っていても、イトウにシンパシーを感じてくれる女子が向こうから集まってきて、写りの良い写真を選んで僕のPCへ送ってくれる。
それを一晩中好きなだけクリックして加工する権利がイトウにはあり、されにそれが売れれば女子もイトウも嬉しい。
 
 
 

アイデアとは複数の問題を一気に解決するものでなくてはならない
by 宮本茂(でしたっけ?)

 
 
 
そんな紆余曲折を経て、月に4人ペースくらいで女子の数を増やし、1年後には48人を超えるのが目標です。
48という数字に、特別な意味はありませんが、秋元康さんの本は何冊か読みました。
  
 
もちろん、舞台で動作している生の女子を目の当たりにしていただくのが一番なのですが、物理の壁に阻まれるイトウの溜飲を少しでも下げるために、ショップの方も可愛がっていただけたら幸いです。
 
 
※末筆ですが、モチーフとなる女子の他に、女子をデザイン化してグッズに昇華させてくれるデザイナーの方も募集しています。48人もの女子をイトウ一人でデザイン化していくのは、至難の業、というかほとんど不可能ですので、女子への愛情とPhotoshopのスキルに溢れた、素人に毛が生えてフサフサしているような方、1点からの参加で構わないので、気軽な応募をお待ちしております。


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